本当に安心?最新のインプラント事情

安心のインプラント治療のため、リスクも覚えておきましょう

審美性・機能性ともに優れた治療であることから、近年特に選ばれる方が増えているインプラント。しかし、インプラント治療は非常に高度な技術を必要とする歯科治療のひとつで、それゆえ手術にはさまざまなトラブルのリスクをともないます。そうしたトラブルを避けて安全な治療を実現するために、インプラント治療のリスクについても覚えておきましょう。

甲府市住吉の歯医者「鈴木歯科南甲府クリニック」では、患者様に安心して治療を受けていただけるよう、安全面に配慮した正確・精密なインプラント治療をご提供しています。術後のケアについても、私たちにお任せください。

インプラント治療の危険性とは

インプラント治療では、歯ぐきの切開や骨へのドリリングといった外科手術が必要になります。そのため、手術においてトラブルが発生してしまう可能性もゼロではありません。まずは、手術によって発生する可能性があるリスクについてご説明します。

外科手術で考えられる主なリスク
神経麻痺 術中にドリルやインプラント体が下顎の神経などに触れ、神経が損傷したり圧迫されたりすることで引き起こされるトラブルです。主にレントゲン写真の診査が不十分であることが原因です。
血管損傷 ドリルやインプラント体によって血管が損傷してしまうと、術後に大量出血が起こってしまうことがあります。この事態を回避するには、治療前の診査で血管の位置を正確に把握することが大切です。
術後の腫れやアザ 10人に1人程度の確率で、術後に患部が大きく腫れたり、アザが表れたりすることがあります。たいていの場合は時間とともに治まるので、ご安心ください。
歯科用CTで安全なインプラント治療を

前述のようなリスクを回避するためには、術前のしっかりとした検査・診査が重要になります。そのため当院では、血管や神経が通っている位置、インプラントの土台となる顎の骨の厚みなどについて3次元画像で詳細に確認できる最新の撮影機器「歯科用CT」を採用しています。

歯科用CTを用いることでお口の中の状況を詳細かつ正確に把握できるため、より安全に、より精密にインプラント治療を行うことができます。「インプラントは手術が必要だから怖い」「トラブルがあると聞いて不安になった」という方も、当院なら安心して治療に専念していただけます。

せっかくのインプラントが台無しに!? インプラント歯周炎に要注意

インプラントは非常に長持ちする治療法で、10年後の残存率は95%とも言われています。しかし、適切なケアを怠るとインプラントの周囲に歯周病と同じ症状が起こる「インプラント歯周炎」を招き、せっかく埋め込んだインプラントが抜け落ちてしまう可能性があります。特にインプラントの周辺には汚れが溜まりやすく、ブラッシングがしにくいことから、歯槽骨(歯を支える顎の骨)に炎症が起きやすいので注意が必要です。

インプラント歯周炎によるトラブルを招かないようにするためには、ご自宅での丁寧なブラッシングや、歯科医院での定期的なメインテナンスが重要です。当院の予防歯科では、患者様それぞれに合わせた予防処置や適切なアドバイスを差し上げております。「インプラントを入れたからもう大丈夫」と油断せず、これからもずっと使い続けるためにご来院ください。